お知らせ
自分の足、使えていますか?直立二足歩行における足部の重要性
2024.06.21
ヒトが直立二足歩行を始めたのは約600~700万年前と言われています。
直立二足歩行のメリットとしては、「視野の拡大」「長距離の移動」「手が自由化」などが挙げられます。どれも人類の進化、文化の発展に大きく貢献しています。
対して、デメリットは「腰や膝など身体への負担」「バランスの不安定性」「出産の難しさ」などが挙げられます。ピラティスの利用目的にも多い姿勢改善もヒトならではの問題とも言えるのではないでしょうか?
そして、直立する上で重要になってくるのが「足部」、いわゆる足になってきます。人間の骨の数は成人で通常で206個存在し、足部の骨の数は両足で52個、つまり全体の1/4を占めています。それほど足部は多くの骨で構成されています。
骨の数が多ければ、それだけ関節も存在します。しかし、現代の生活では靴を履き、そして硬くフラットな地面しか歩かないという環境がほとんどだと思います。それにより、関節の動きが不足し、地面に足を適応させる能力も低下しがちになります。
もちろん、靴のサポートで脚の負担を減らせたり、転倒予防としてフラットな地面を整備しているので、これらを悪く言うつもりは全くありませんが、足部の機能を考えた時に静かに失っているものもあるかもしれないということです。
「使わなければ、失う」という法則は私たちの身体全てに言えることです。直立二足歩行の土台ともいえる足部がしっかり機能することで足部以外の問題も解決する可能性があります。以下にいくつかのセルフエクササイズを紹介します。動画ではビー玉を用いてますが、代用可能な物でぜひチャレンジしてみてください!
一番最後にはスパインピラティス内で行える立位でのエクササイズをいくつかご紹介します。いつまでも自分の足で歩けるように目指していきましょう!
①数当て
床に散らばったビー玉を踏み、踏んでいるビー玉の数を当てる。
②キャッチ&リリース
足の指でビー玉を掴み、容器に入れる。容器の場所や身体の向きを変えることで難易度を調整。