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だるさや身体の不調と関わりの深い迷走神経系とは

2024.04.27

年度の変わり目、行事、会食の連続、新環境への適応が続いた4月。
それらで抱えたストレスがGW明けに溢れるようなことから五月病というものが名付けられたと言われています。

五月病の主な症状は無気力、不安感、焦燥感など精神的なもの体のだるさ、疲労感、内臓の不調など肉体的なものが挙げられます。言い換えると自律神経の働きが乱れているような状態です。

自律神経の乱れを抑えるためには、副交感神経の働きが重要です。中でも迷走神経は副交感神経の大半を占め、副交感神経=迷走神経といっても過言ではありません。

この投稿では、その迷走神経の機能と活性させる方法をご紹介します。

 

【迷走神経とは?】

迷走神経は脳神経のうちの1つの神経で、脳神経の中では最長の神経です。

人が休息するときは自律神経のうちの副交感神経が優位になりますが、迷走神経は副交感神経の働きを持ちます。

迷走神経は脳から首を通り、胸、腹部へと伸びているため、そこに位置する臓器を支配しています。

したがって、循環器、呼吸器、消化器、免疫系、内分泌系に関わる非常に重要な神経になります。

 

【迷走神経が機能低下すると?】

ストレスがかかると自律神経のうちの交感神経(緊張や興奮)が優位になり、その状態がずっと続くと迷走神経(副交感神経)の働きは低下してしまいます。

その結果、身体的不調、生理的不調、精神的不調を引き起こします。以下はその具体例です。

 

 

【迷走神経が問題を起こす原因】

先ほどストレスがかかることで迷走神経の働きは低下するとお伝えしましたが、ストレスを具体的に表してみます。

「不規則な生活習慣と食事」

皆さんもご存じであるとは思いますが、ここが基本中の基本になります。睡眠時間が不十分であったり、偏った食事(刺激物、砂糖、乳製品、グルテン、添加物、加工食品)は直接的に影響を及ぼします。

「姿勢の悪さ、筋肉の緊張」

姿勢が崩れることで、筋肉が持続した状態になります。下の画像のような頭が前に出て、肩が内巻きのような姿勢では迷走神経が走行している首の前側、鎖骨、胸あたりの筋肉は短縮、緊張するため、迷走神経に対しても圧迫のストレスがかかります。

 

【迷走神経を活性させる方法】

ここでは自宅でも可能な迷走神経を活性させる方法を紹介します。エクササイズというよりは生活しているなかで一度は行っているものが多いので、意識的に取り入れてみてください。

 

【終わりに】

今回、あらゆる不調改善のために迷走神経のご紹介をしました。ぜひ1つからでもいいので生活に取り入れてみてください。

ただし、まずは「規則正しい生活、食事、睡眠」が最優先になります。そこをないがしろにしてしまっては本末転倒になりますので、お気を付けください。

また、姿勢が崩れることで迷走神経の働きを低下させることがあります。ピラティスは姿勢改善に非常に有効なメソッドになります。もしこの投稿を読んで心当たりがある方、不調を改善したいという方がおりましたら、ぜひスタジオでお待ちしております。

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